UPDATE: 2018.03.18

【2018年版】イーサリアム(ETC)のハードフォークについて解説

【2018年版】イーサリアム(ETC)のハードフォークについて解説

By: Ethereum

2017年はビットコインのハードフォークが多くの話題をさらいました。一方で、ビットコインにつぐイーサリアムでも課題が浮き彫りとなりハードフォークの噂があります。今回はそんな2018年注目のイーサリアムのハードフォークについてご紹介します。

イーサリアムのハードフォークとは?


ビットコインをはじめ、仮想通貨では、通貨が持つ課題点の解消や改善を行うために、互換性のないアップデートを行うことがあります。これが「ハードフォーク(分岐)」です。

ハードフォークが行われると、多くの場合、元の通貨とは別の新しい通貨が誕生します。例えば、ビットコインでは、ビットコインのハードフォークによってビットコインキャッシュビットコインゴールドビットコインダイヤモンドという通貨が誕生しています。

一方、イーサリアムのハードフォークでは、2016年7月にイーサリアムクラシックという通貨が誕生しています。

ハードフォークについてはこちらの記事でも詳しくご紹介しているのでご覧ください。

イーサリアムがハードフォークした理由


イーサリアムがハードフォークした理由ですが、「The DAO事件」と呼ばれるハッキング事件が要因になっています。

この事件は、『The DAO』というサービスの脆弱性(※イーサリアムの脆弱性ではないことに注意)をついて、何者かが当時の金額で約65億円ものイーサリアムを盗んだ事件のことです。

被害額の大きさから、仮想通貨界隈では「第2のMt.Gox事件」と呼ばれ波紋を呼びました。

これを受けてイーサリアムの開発チームは、「ハードフォークによって不正送金が行われる前の状態に戻す」という手段を取ることでこの事件を無効化することを図りました。結果的にはイーサリアムのコミュニティでは90%以上の人たちがこれを受け入れる形になりました。

一方で、この開発チームの取った手法が「中央管理的な介入」でした。ビットコインをはじめとしたブロックチェーン技術の"非中央集権的"という理念に反するとして、イーサリアムのコミュニティの一部が反発し、ハードフォークが行われイーサリアムクラシックが誕生しました。

ハードフォークした通貨はもらえるの?

通常、多くの場合はハードフォークしたコインは配布が行われる取引所にアカウントを持っていれば元のハードフォーク前の通貨の額に応じてもらうことができます。

しかし、ハードフォークした通貨に安全性や運営に問題が合った場合は、配布がなかなか行われないことも多いので注意が必要です。

イーサリアムの課題

ビットコインでは、取引の増加に伴って、送金詰まりなどのスケーラビリティの問題が浮き彫りとなり、ハードフォークに至っている経緯があります。

イーサリアムでも、同様の課題を抱えており、今後ハードフォークを引き起こしうると考えられています。

以下は、イーサリアムが抱えているとされる主な課題点です。

1.プライバシーの保護
2.コンセンサスの安全性
3.スマートコントラクトの安全性
4.スケーラビリティ

上記は、イーサリアムの開発者であるヴィタリック・ブテリン氏がアナウンスしたものであり、明確に課題として意識されているものです。

特に、4番目のスケーラビリティの問題は、イーサリアムが提供するDapps(分散型アプリケーションプラットフォーム)を浸透させる上でも、ビットコイン同様、差し迫った課題として解決を急がれています。

イーサリアムハードフォークの歴史

ここでは、簡単にイーサリアムのハードフォークの歴史を振り返ります。

2016年7月20日‖イーサリアムクラシック誕生


「The DAO事件」をきっかけに、ハードフォークにより誕生した仮想通貨です。基本性能は元のイーサリアムを踏襲しており、スマートコントラクトなどを実装しています。

通貨名 Ethereum Classic(イーサリアムクラシック)
通貨略号 ETC
公開日 2016年7月20日
発行上限枚数 上限なし
取り扱い国内取引所 bitFlyer(ビットフライヤー)
取り扱い海外取引所 Binance(バイナンス)
公式ホームページ Ethereum Classicのサイト
ホワイトペーパー Ethereum Classicのホワイトペーパー

2018年1月19日‖イーサゼロ誕生


イーサリアムの持つ、スケーラビリティ問題に対して、大幅な改善を加えることで新生イーサリアムを狙ったハードフォーク通貨です。

通貨名 EtherZero(イーサゼロ)
通貨略号 ETZ
公開日 2018年1月19日
発行上限枚数 194,000,000枚
取り扱い国内取引所 なし
取り扱い海外取引所 YObit.net
公式ホームページ EtherZeroのサイト
ホワイトペーパー EtherZeroのホワイトペーパー

イーサリアムの今後の分裂予定

イーサリアムの新たなハードフォークの予定は正式にはまだアナウンスされていません(2018年2月13日時点)。

しかし、イーサリアムの創始者であるヴィタリック・ブテリン氏からも、2018年はイーサリアムの根本的課題に集中するとの言明もあり、2018年にはイーサリアムの新たな分裂が起きるのではとの予想もあります。

イーサリアムのハードフォークで誕生したコインをもらうには?

分裂したイーサリアムを付与してもらうには、上記でもご紹介した通り、「あらかじめイーサリアムを所有している」、「付与が行われる取引所でウォレットを持っておく」ことが必要になります。

国内の取引所では、まずは下記の主要取引所でアカウントを作成しておきましょう。

ビットフライヤー(bitFlyer)


国内資本力No.1の取引所です。運営のセキュリティもしっかりしており、大手企業の株主が多数ついている安心感があります。また、ビットフライヤーの社長は日本ブロックチェーン協会の会長も務めていることも人気の秘訣です。

ザイフ(Zaif)


取引をすればするほどお得になるというマイナス手数料を導入しているユニークな取引所です。また、仮想通貨による積立投資といった他の取引所にはないメニューを用意しています。

また、国内よりもイーサリアムのハードフォーク硬貨に対応が積極的な海外の取引所にも登録しておくのが確実です。特に、世界最大の取引所であるバイナンス(Binance)はハードフォークに積極的に対応している取引所なので、登録しておくといいかもしれません。

バイナンス(Binance)

By: Binance

バイナンスは開始5ヶ月足らずで、取引量が世界1位になった海外の仮想通貨取引所です。

取り扱いされている仮想通貨の種類も80種類以上あり、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)、リップル(XRP)など有名な仮想通貨を始め、ヴァージ(XVG)やクアンタム(QTUM)など日本ではあまり有名ではないマイナーコインまで取り扱っています。

また、ICOが終了し、上場してきた新規仮想通貨も複数あるため、今後に期待できるアルトコインも多数用意されています。

とりあえず、海外の取引所で取引をするなら是非とも登録しておきたいおすすめの海外取引所です。

手数料:一律0.1%(BNBコイン保有に応じ、最大0.05%まで引き下げ)
スマホアプリ:アプリ有り

まとめ

ハードフォークの基本は、コインが抱える問題の対処、改善にあります。現状、ハードフォークの目的もわからないイタズラな分裂の噂が多く出るようになってきている中では、しっかりとした情報を自身でキャッチする必要があります。