UPDATE: 2019.03.20 18:10:01

Qtum(クアンタム / QTUM)とは?仮想通貨の特徴・価格・チャート・取引所

Qtum(クアンタム / QTUM)
Qtum(クアンタム / QTUM)
276.57円 1.07%
ランキング
30位
時価総額
247.08億円
取引量(24h)
219.21億円

Qtum(クアンタム)の基本情報

公式サイト 公式サイトのページ
ホワイトペーパー ホワイトペーパーのページ
公開日 2016年12月19日
最大発行枚数 -
流通枚数 89,336,284 QTUM
承認アルゴリズム POS 3.0
ハッシュアルゴリズム -
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Qtum(クアンタム)とは?

Qtum(クアンタム)は2016年の末にシンガポールで誕生したオープンソースのブロックチェーンプラットフォームです。

UTXOベースというビットコインと同様の特徴を持ちながらも、イーサリアムに実装されているスマートコントラクトを利用できるという、ビットコインとイーサリアムの良いところ取りをした仮想通貨です。

Qtum(クアンタム)はNEO(ネオ)と同様に中国発のブロックチェーンプロジェクトとして注目を浴びており、その開発自体はシンガポールに本拠地を置く、Qtum財団によって行われています。

2017年3月にICOが実施され、日本円で約16億円もの資金調達を達成したことで大きな話題を呼びました。

Qtum(クアンタム)ではイーサリアムのスマートコントラクトをモバイルデバイス(スマホやタブレットPCなど)で利用ができ、将来的にはIoT分野や商業的分野へのブロックチェーン技術の橋渡しをすることを目標としています。

紹介動画

Qtumの呼び方は?

「Qtum」のの呼び方は、日本語だと「クアンタム」や「クオンタム」、「クァンタム」などと表記されます。この記事では、「クアンタム」で統一することにします。

この「Qtum(クアンタム)」の意味ですが、英語の「quantum(量子)」に由来します。

「quantum」は量子論や量子力学などで顕れてくる物理量の最小単位のことで、粒子と波動の両方の性質を持つ特別な存在です。

Qtum(クアンタム)はBitcoin(ビットコイン)とEthereum(イーサリアム)の2つの仮想通貨の性質を持った仮想通貨で、この量子の2面性とかけているようです。

Qtum(クアンタム)を運営するQtum財団とは?

By: QtumOfficial

Qtum(クアンタム)は、シンガポールにあるQtum財団によって運営されています。

財団名 Qtum foundation
代表者 Patrick Dai
創業年 2016年
所在地 シンガポール
ホームページ https://qtum.org/

Qtum(クアンタム)は、元アリババのブロックチェーン研究者であるPatrick Dai氏によって立ち上げられ、彼が立ち上げたQtum財団によって保守・運営の指揮が取られています。

Qtum財団は非営利団体で、Qtum(クアンタム)の開発、ブロックチェーンの保守・運営、財団の資金管理などほぼ全てに関わっており、そのメンバーにはアリババ、バイドゥ、テンセント、ナスダックと言った大企業からの人材を抱えています。

また、Qtum(クアンタム)のコンセプトであるBitcoin(ビットコイン)とEthereum(イーサリアム)のハイブリッド通貨を実現するために、開発陣にはそれぞれの通貨にバックグラウンドを持つ人材を招き入れています。

Qtum(クアンタム)の目標は、現状のブロックチェーン技術とビジネスの現場でのギャップを埋め、世の中のサービス間の架け橋になることです。

多くの企業では、いまだにブロックチェーン技術を活用したサービスの提供ができないばかりでなく、そのノウハウがないのが現状です。

Qtum(クアンタム)では、モバイルデバイス上で簡単に動くDApps(分散型アプリケーション)の開発や、既存のブロックチェーンサービスとの相互利用が可能になるようなプラットフォームを提供することで、この企業とブロックチェーンのギャップを埋めることに貢献します。

仮想通貨Qtum(クアンタム)の特徴とは?

Bitcoin(ビットコイン)とEthereum(イーサリアム)のハイブリッド仮想通貨Qtum(クアンタム)ですが、下記のような特徴があります。

特徴1.UTXOベース

By: Bitcoin Developer Guide

Qtum(クアンタム)のBitcoin(ビットコイン)的側面として、Bitcoin(ビットコイン)が採用している「UTXO(Unspent Transaction Output)ベース」をQtum(クアンタム)も採用しているという点が挙げられます。

ちなみに、Ethereum(イーサリアム)では、「アカウントベース」と呼ばれる仕組みを採用しています。

UTXOベースとは、ブロックチェーン上で口座の残高を管理する仕組みの一つです。

UTXOベースでは、通貨の入金情報(Inputs)と出金(Outputs)の情報を用いて口座残高を取得しています。

UTXOベースの仕組みは少し複雑ですが、大雑把に言ってしまえば入金情報と出金情報の全ての取引履歴を計算して、通貨を「使用した」か「未使用」かで口座の残高を把握する方法です。

根本的には、「使用した」か「未使用」の2択の情報しか扱っていないため、コンピュータでは簡単に扱うことができ、処理が高速です。

また、取引履歴を全て把握しているので2重送金や不透明な送金データというものも生まれないというメリットがあります。

UTXOベースとアカウントベースの違い

ここでは、ブロックチェーン上で通貨の残高を管理する方法として「UTXOベース」と「アカウントベース」の違いについてご紹介します。

Qtum(クアンタム)とBitcoin(ビットコイン)が採用しているのがUTXOベースでした。これは、入金情報と出勤情報を管理して、取引履歴を辿ることで残額を把握する方法でした。

一方、Ethereum(イーサリアム)で採用されているのは「アカウントベース」と呼ばれる方法です。

これは、アカウントに直接残高が紐づいている記録される手法で、システム上では単にその口座にいくらが入っているかを参照するだけのものになります。

処理的がシンプルなため、スマートコントラクトのような複雑な処理との相性が良いのが特徴です。

その反面、リプレイアタック(同じ送金情報を送信する攻撃)などの被害に弱いというデメリットがあります。

特徴2.SPVプロトコル


Qtum(クアンタム)はUTXOベースの特徴を利用して、一部の取引記録の抽出のみでウォレットが利用できる、SPV(Simple Payment Verification)プロトコルを採用しています。

SPVプロトコルを採用することで、非常に動作が軽いウォレットの作成が可能で、実際、Qtum(クアンタム)のウォレットはスマホやタブレットPCなどのモバイルデバイスでも快適に利用できる仕様です。

さらに、最大の特徴は後述するAALと呼ばれるイーサリアムのスマートコントラクト機能とQtum(クアンタム)のUTXOベースを橋渡しする機能によって、モバイルデバイス上でもスマートコントラクトを利用することが可能になる点です。

特徴3.AALの導入


Qtum(クアンタム)のEthereum(イーサリアム)的側面として、スマートコントラクトが利用できる点があります。

Ethereum(イーサリアム)は、EVM(Ethereum Virtual Machine)と呼ばれる物を使ってスマートコントラクトを実行しています。

EVMはUTXOベースのブロックチェーンでは機能しないため、Qtum(クアンタム)ではAAL(Account Abstraction Layer)と呼ばれるEVMとUTXOベースのブロックチェーンを橋渡しする機能を実装しています。

このAALによって、Qtum(クアンタム)はBitcoin(ビットコイン)とEthereum(イーサリアム)の"良いとこ取り"を実現しています。

特徴4.DAppsが豊富


Qtum(クアンタム)のプラットフォームを利用したDApps(分散型アプリケーション)の開発が非常に活発なのも特徴の一つです。

実際、すでに20種類以上のDAppsが存在しています。プラットフォーム系の仮想通貨であるQtum(クアンタム)の人気が伺い知れます。